音楽家のための実技レッスン
レッスン内容に関しては、
以下の3つのモデルコースのご用意がありますが、
ご要望に合わせて、
この他の内容にも対応いたしております。
(例:声楽専攻の方のためのコレペティ稽古など)
ピアノのレッスン内容に関しては
「上級の指導方針」のページも
併せてお読みください。
専門家(演奏家・ピアノ指導者)のためのレッスン
ご自身のピアノのさらなる研鑽、もしくは行き詰まりを感じて
レッスンに通われている方の場合、
お悩みは下記の3つのいずれかか、複合しているケースが大半です。
①テクニックに誤解もしくは漏れがある
②アナリーゼ(和声学、楽式論)ができないため、読譜が荒く表現も稚拙
③公開演奏や自己表現に関してメンタルブロックがある
《高島ピアノ塾》は①~③それぞれに対して
主宰者自身の経験と豊富な学識に基づき
具体的な曲のレッスンを通じて
①に対して→ロシアピアニズムによる奏法改善、整体やヨガに基づくセルフメンテナンス法
②に対して→アナリーゼの実践と演奏への落とし込み
③に対して→カウンセリングとコーチング、状況によりヒーリングも
という形で、再現性の高い明確な解決法をご提示しています。
特に多いご要望は
昭和時代の主流メソッドで
今となってはオールドファッションとなってしまった
ハイフィンガー奏法の改善
夾雑音・打撃音が多いため音色が濁る、
単調な音色しか出せない、
無駄な力を使っているため身体に負荷がかかる、
共鳴が少ないため大きなホールでは遠くまで音が飛ばない
こうした状態からの脱出は、何歳でも可能です。
あきらめずにご相談ください。
奏法改善の副産物として
肩こりや腰痛の症状軽減が見られることもよくあります。
伴奏レッスン
バレエピアニストや声楽伴奏者として
お仕事をなさりたいとお考えの音大生・卒業生の方に、
プロフェッショナルとして活躍するため
競争の激しい伴奏業界で生き残ってきた主宰者だけが知る
独自のスキルとノウハウをお教えいたします。
大学の「伴奏法」の授業の単位を取得しただけでは、
伴奏という奥深い世界のほんの入り口に立っただけです。
プロとして活動を継続するには、
大学で学んだことを土台に、
さらに成長していく必要があります。
バレエ伴奏、声楽伴奏共に、
いざ仕事の発注が来たときの
準備期間を短くするために、
日頃からレパートリーを広げ、
レベルを維持しておかなければなりません。
そのためにも、
定期的にレッスンに通うことをおすすめいたします。
藝大大学院受験対策(音楽史・英語・論文・研究計画書作成)
藝大大学院(修士課程)は、
全受験生に音楽史の試験が課されます。
語学は数か国語から選択ですが
(専攻により科目数や辞書の可/不可は異なる)、
英語を選ばれる方も多いと思います。
また、専攻によっては
出願時の研究計画書提出や
論文試験が課されることもあります。
当教室では
これらの科目の受験相談/対策指導も行っております。
藝大大学院は、決して難関校ではありません。
きちんと手順を踏んで、
やるべきことを積み上げていくことができれば必ず合格できます。
イメージに圧倒されないよう、賢く対策を立ててください。
音楽家コンサルティング
音大卒の経済的自立は困難なのか?
音大入学以前、みなさんは
志望校合格やコンクール入賞のため、
ひたすらピアノの上達を念頭に、
日々練習に励んできたことと思います。
音大入学後も、
その姿勢は基本的には変わらないはずですが、
昨今は文科省の方針で、
どこの大学でも
「キャリア教育」に力を入れていますから、
「音楽を仕事にする」ということについて、
真剣に考えざるをえない機会が増えていることでしょう。
音大生は一般大学を卒業した人に比べて
経済的自立を勝ち取るのが
不利だと考えられがちです。
しかし、それは本当でしょうか。
私は早稲田の法学部を卒業しました。
早稲田の法学部卒であっても、
在学中に司法試験合格するなど、
特殊スキル(資格)を身につけている人以外、
大学を出ただけでは
即、お金を稼ぐことはできません。
みな、日本社会の新卒採用のシステムに沿って
就職活動に励み、
どこかの会社から雇ってもらうことで、
はじめてお金を稼ぐことができるのです。
新入社員の時点では、
社会の中で商品となるスキルは
まだ何も持っておらず、
会社で働くうちに、
だんだんスキルを身につけていくのです。
それにくらべて、音大生は、
楽器演奏や作曲、音楽理論などの
専門知識を持っています。
これは、世の中に売り出す「商品」を、
卒業時に誰もが持っているということなのです。
まさに「手に職」なのです。
世間は「音大生は食えない」という観念を
押しつけてくることが多いですが、
どうかその先入観に負けないでください。
それは音楽の世界を良く知らない人々が、
想像と、身近にいるごくわずかの具体例だけから
勝手に判断した決めつけです。
専門性を仕事に結びつけるには
しかし残念なことに、多くの音大生の場合は、
せっかくの専門スキルを
世の中に売り出す方法を知りません。
演奏スキルを上げることばかりに腐心してきたため
社会人としての連絡の取り方のマナー一つ
知らない人がほとんどです。
まして、起業や経営のことなど、
これまで一度も
考えたことがないのではないでしょうか。
さらに、これは逆説的なのですが
せっかく大学で身につけた専門性も、
アカデミックであるがゆえに、
そのままでは社会のニーズに応えられないという
パラドックスが内在しているのです。
これは音楽に限った話ではなく、
一般大学の場合でも同じです。
たとえば法学部の場合、
純粋学問としての法学と実務法学は
根っこは同じでもカラーが異なっています。
演奏も同じことです。
音大で習うことと、
現場で求められる演奏には
多くの場合、開きがあります。
この開きを埋めるため、各大学では
「キャリア教育」を意識した講座を設けています。
「伴奏法」「ピアノ教授法」などがその例です。
しかし、90分授業×年間30回の集団授業だけでは、
現場で必要とされることの
ほんのさわりを示すことしかできません。
単位取得後は、大学で学んだことを土台に、
現場に通用するところまで、
自分で自分を
ブラッシュアップしていかなければならないのです。
つまり音大生は卒業後も
税務や経営など、
個人起業家(フリーランサー)としての知識やスキルの習得と
音楽家としての専門スキルを職業レベルにまで研鑽することの
両方の向上を自力で継続していくことが必要なのです。
一般大学出身者であれば、
就職した会社が新人研修を行ってくれ、
仕事の現場でお給料をいただきながら
この段階を通過して
一人前の社会人・職業人に成長していきます。
これを個人で行わなければならないところが
音大卒業生の持つ
しかし、この段階を経なければ、
せっかく大学で培った専門性も宝の持ち腐れ、
実社会でマネタイズできる形にはならないのです。
経済的自立を目指す音楽家のためのコンサルティング
《高島ピアノ塾》では、
音大生・卒業生の直面するこうした現状をふまえ、
音楽一本で生活していくために
必要なスキルとマインドをコーチいたします。
また、留学や大学院進学、
将来の展望についての
コンサルティングも行っております。
主宰者は声楽伴奏・バレエ伴奏・教室経営で
長年、経済的自立を達成し、
声楽家の夫とともに演奏会プロデュースも行ってまいりました。
ですから特に
・ピアノの演奏(特に伴奏)を職業としたい方/されている方
・ピアノ指導を職業としたい方/されている方
・声楽専攻の方
・研究者を目指す方、大学院志望の方
に対しては、
有益なアドバイスをさしあげられると思います。
現在、単発の個人コンサルティングは
お受けしておりませんが、
グルコンや公開コンサルは随時行っております。
また《高島ピアノ塾》受講生は
レッスン時間の範囲内で
コンサルティングを実施しております。
音楽で経済的自立をお考えの方、
まずはお気軽にご連絡ください。