学歴/音楽歴 

大阪府豊中市出身。

4歳からヤマハ音楽教室幼児科で
音楽基礎・ソルフェージュを学ぶ。
6歳からピアノを
大森孝子、横浜柾子の各氏に師事。

豊中市立上野小学校卒業。
国立大阪教育大学附属池田中学校卒業。
同附属高等学校池田校舎卒業。
早稲田大学法学部卒業。

早稲田大学在学中は、
ピアノサークル「ショパンの会」に所属し
演奏活動を行うと同時に、
新星日本交響楽団(現・東フィル)合唱団や
都響創立20周年記念合唱団などで、
マーラー《千人の交響曲》、
J.S.バッハ《ロ短調ミサ》等の
オーケストラ付き合唱曲の公演に参加。

早稲田大学卒業後、
昭和音楽大学の併設校である東京声専音楽学校
(のちに移転に伴い昭和音楽芸術学院と改称、
2007年3月閉校)に進学。
同校音楽科声楽コース首席卒業(優等賞)。
昭和音楽芸術学院研究科オペラコース進学後、
ピアノコースに転科、
同研究科ピアノコース修了。

2016年4月より
東京藝術大学大学院音楽研究科(音楽文化学専攻)に入学。
2018年3月同大学院修士課程修了、4月より博士課程に進学。
修士課程修了時に大学院アカンサス賞受賞。

2023年3月東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。
博士論文「マリウス・プティパのインペリアル・スタイル
~ツァーリズム化したロマンティック・バレエ~」
により博士学位を授与される(学術博士)。

ピアノを大野眞嗣、高橋美幸、米山秋子、
カールマン・ドラフィ(短期)の各氏に、
伴奏法を金井紀子、平島誠也、
水谷真理子、ダルトン・ボールドウィン(短期)の各氏に、
声楽を浅井敏江、木村淳子、田中房子の各氏に師事。

日本演奏連盟会員。

職歴

演奏

昭和音楽芸術学院在学中から、
声楽伴奏を主軸に演奏活動を展開。

個人リサイタルの伴奏や
日本音楽コンクール等コンクールの伴奏の他、
堀野浩史氏(奏楽堂日本歌曲コンクール優勝)をはじめとする
声楽家のレッスンの常任伴奏、
国技館5000人第九、鶴見大学女声合唱団等の合唱伴奏、
岡田事務所などのオペラ公演の音楽スタッフを務める。

そのかたわら、(株)東京音楽センターに所属し、
ブライダル演奏、ラウンジ演奏で
ポピュラー音楽にも活動領域を広げる。
この分野では、ピアノの他に
シンセサイザー演奏にも携わる。

1994年、北イタリアのガルダで開催された
フィオレンツァ・コッソット女史によ
る声楽マスタークラス公式伴奏者。

1995年 公募による選考試験を経て、
昭和音楽大学附属音楽教室講師に採用。
選科ピアノレッスンの他
シアターダンス、ミュージカル、
バレエの伴奏を担当(現職)。

1998年 公募による選考試験を経て、
昭和音楽芸術学院非常勤嘱託伴奏ピアニストに採用。
主にバレエ伴奏を担当(2007年3月閉校)。
 
2001年、公募による選考試験を経て、
昭和音楽大学伴奏講師に採用。
バレエ伴奏を担当(現職)。

2002年から2006年まで、
横浜バレエインテンシヴの講習会で伴奏を担当。

2003年から2011年まで、
オペラサロン・トナカイのアーティストとして、
数多くの声楽家と共演。

2004年から2008年まで、
永田バレエスタジオで伴奏を担当。

2005年より、
東京バレエ劇場附属バレエ学校
大久保本校ピアニスト(現職)。

2006年から2019年まで
スターダンサーズ・バレエ団ピアニスト。

2008年から2018年まで、
奈良国際バレエ工房主催の講習会で伴奏を担当。
(奈良国際バレエ工房は
2019年に日本国際バレエ協会と改称)
 
2010年より
ダンスツアーズ主催の講習会で
伴奏を担当(現職)
 
2015年より
The Wells主催の講習会で
伴奏を担当(現職)

2019年より
日本国際バレエ協会講習会
およびコンクールで伴奏を担当(現職)

2019年より、
東京アートブリッジバレエコンクールで
伴奏を担当(現職)

バレエ伴奏では、
オペラ伴奏の経験を生かして、
通常のクラス伴奏に加えて
古典作品・バランシン作品などの
リハーサル伴奏でも活躍している。
 
来日ダンサー・教師による
バレエ・セミナーや講習会では、
世界の主要メソッドの特徴を踏まえた演奏と
ヴァリエーション、キャラクター、
マイム(アクチョール)など
さまざまな特別クラスにも
即時対応が可能なピアニストとして、
日本各地から招へいを受けている。
 
英国系、
ロシア系(ワガノワ、モスクワ)、
フランス系の
各国のメソッドを
歴史的背景から理解し、
弾き分ける技術に対して、
高い評価を得ている。

指導

昭和音楽芸術学院在学中より後進の指導を開始。
埼玉進学教室ピアノ教室部門勤務と並行して、
個人宅出張レッスンも行う。

1993年からは
ブライダル事務所(東京音楽センター)の
奏者養成コースの講師を
足掛け7年間務め、幾人ものプロ奏者を育てた。

1995年、公募による選考試験を経て、
昭和音楽大学附属音楽教室講師に採用。
ピアノ講師として
選科コースの指導を20年近く担当。

2018年4月、東京藝大大学院修士課程修了を機に、
歴史と伝統の街・台東区 浅草 入谷の地に
《高島ピアノ塾》を開業。
3歳からシルバー世代、
初心者から専門家まで在籍中。

2019年12月には旧東京音楽学校奏楽堂で
第1回発表会を開催。

2020年2月には、
日本バッハコンクール全国大会奨励賞
ブルーメンシュタインピアノコンクールで
全国大会銀賞受賞者、
2021年11月には
エリーゼ音楽祭全国大会金賞受賞を輩出。

2020~21年冬期には
同志社大学文学部(美学芸術学専攻)、
および東邦音楽短期大学に、
2021~2022年冬期には
東京藝術大学音楽学部楽理科
および東京音楽大学器楽専攻ピアノコースに
合格者を輩出。

研究

昭和音楽大学非常勤講師の
採用試験の際に提出した
バレエ教育における伴奏の役割についての小論文が
同大学経営トップの
下八川恭祐氏(学校法人東成学園理事長)の目に留まり、
演奏と並行して研究にも注力することを強く勧められ、
バレエ音楽研究を始める。

2001年以降、バレエ音楽について本格的な研究を始める。
2018年、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。
同時に同大学院博士後期課程に進学。

専門は舞踊学(19世紀バレエ史)、
音楽学(バレエ音楽、劇場芸術)。
バレエ教授法と伴奏、
19世紀バレエにおける舞踊・台本・音楽の相互作用、
民族舞踊のバレエ化、
オペラハウスにおけるバレエの役割等を研究。

サブの関心領域は、歌曲と詩。
特に日本統治時代の外地における
日本歌曲と童謡の受容に
深い関心を抱いている。

日本音楽学会正会員。
舞踊学会会員。
Dance Studies Association(米国)。

プロデュース

2009年、オフィス《スタジオかのん》を
夫である声楽家・小迫良成(藤原歌劇団団員・日本演奏連盟会員)と共同設立。

東京下町を拠点に
●音楽と地域の繋がり
●音楽による社会貢献
●クラシック音楽と社会の共存 
を目指して、
オペラ/コンサート/ワークショップの企画制作、
芸術文化研究の民間拠点としての活動、
芸術に携わる人材育成などの事業を行っている。

同オフィス制作のチャリティ連続演奏会シリーズ
《ARTS & HEARTS PROJECT (略称AHP)》は、
2020年2月現在公演回数90回を超え、
WFP(国連世界食糧計画)への募金総額は100万円を突破している。