目次
第5回 第10回日本バッハコンクール
小学5・6年 B部門 全国大会奨励賞
バッハ《インヴェンション》第11番
2020.02.09.
教材としてはソナチネからソナタ・アルバム、
バッハの二声・三声程度
学年では
小学校中学年~中学・高校生ごろになります。
学年に幅があるのは、
お子さまにより、またご家庭の教育方針によって
ピアノに対するプライオリティに
差が出て来る年代だからです。
しかし、この水準に到達していれば、
大人になってからも、
趣味としてピアノを
充分に楽しむことができます。
ものごころつくやつかずの幼児期から
数年間継続してきた習い事とは、
そのお子さんにとって、
「世界を認識する見方」の一つを
形成しているものです。
それを中途半端な形で終わらせることは
お子さまの可能性を
矮小化させる結果となります。
《高島ピアノ塾》では、
お子さま本人や保護者の方の希望をうかがいつつ、
高校卒業までに必ず
このレベルにまで到達させることを
指導方針としています。
中級:3つの指導方針
クラシックの名曲に取り組む
ピアノを趣味にとどめるか、
専門家を目指すかに関わらず、
中級レベルでは、
クラシックのピアノ作品の代表的な名曲に
挑戦していただきます。
モーツァルトの《トルコ行進曲》、《きらきら星変奏曲》
ベートーヴェンの《悲愴》、《月光》
ショパンの《華麗なる大円舞曲》や
《幻想即興曲》、《子犬のワルツ》
リストの《愛の夢》
ドビュッシーの《アラベスク》や《月の光》
…etc.
時の洗礼を経て愛され続けた曲を学習することは、
音楽専門家を目指すお子さまだけでなく、
ピアノを趣味にとどめるお子さまにとっても、
付け焼刃でない真の教養として
将来、大きな自信となります。
今後、ますますグローバル化する社会において、
芸術に関する知識と経験と理解力は
言葉の壁を越えるもの、
その人の教育水準を表すものとして
ますます重要な意味を持ってくるからです。
感受性のみずみずしい年代だからこそ
古今の名作に真摯に向き合うことで、
文字通り身をもって本物の芸術を「体験」を―
これこそが、《高島ピアノ塾》で学ぶ
最大の意義だと考えております。
学校で伴奏者に選ばれることを目指す
学校教育の現場では、近年、
ピアノを習っているお子さまを
合唱の伴奏者に選ぶことが増えています。
合唱伴奏を上手に弾くためには、
指揮者との合わせ方や
歌への気遣いなど、
ソロピアノしか経験のない指導者にはわからない
さまざまなツボがあります。
《高島ピアノ塾》
目指すお子さまには、
声楽伴奏のプロである主宰者が
長年の経験で培ってきた
選ばれる伴奏者となるための秘訣を
お教えしております。
ポピュラー演奏も楽々弾ける
また、この年代からは、
ポピュラー曲に興味を持つお子さまも増えてきます。
ポピュラー・ピアノは、
なにも特殊なものではなく
中級レベルのクラシックの
演奏力とソルフェージュがあれば
すぐに習得できるものです。
《高島ピアノ塾》では、
ブライダル演奏やラウンジ演奏の経験豊富な主宰者が、
コード奏(コードネーム付き一段譜)の演奏や
簡単な曲作りの指導も行っています。
難関中学(高校・大学)を受験をされるお子さまへ
最近の受験塾では、
「受験をするなら習い事は全て辞めてください」
と言うことが多いそうです。
これは、塾側に
本当の自信がないから出る発言だと思います。
5つも6つも習い事をしているのならともかく、
1つや2つの習い事と
受験勉強を両立できないようならば、
仮に志望校に合格したとしても、
その先で落ちこぼれるのは目に見えています。
むしろ受験期にピアノを継続することは、
・時間をやりくりすること
・自己管理をすること
・ピアノにも勉強にも効率よく取り組むこと
・克己心を養うこと
…につながる絶好のチャンスです。
受験というシステムを、
ただの通過儀礼ではなく、
社会に出て本当に有用となる力を培う
貴重な機会と捉えていただきたい。
教室に通わなければ練習ができない習い事や
集団で一つの作品を仕上げる習い事と違って、
ピアノの場合、
受験直前期に教室に通う回数を調整しても、
お友達に迷惑をかけることもなく、
レベルを維持することもできます。
《高島ピアノ塾》では、
主宰者自身が、
複数の習い事を掛け持ちしながら
難関中学・高校・大学受験を
突破した経験を持っておりますので、
いつ頃、何をどのように頑張れば両立可能か、
勉強とピアノの両面のアドバイスを行っていきます。
専門家を目指すお子さまへ
音大進学という意味では、
高校1年生ごろまでにこの水準に達していれば、
充分に射程距離です。
但し、ピアノ専攻で
国内難関校や海外留学を目指される場合は、
できるだけ早い年齢でこの水準をマスターし、
次の上級レベルの学習に取り掛かる必要があります。
だからこそ、《高島ピアノ塾》では、
中級レベルで身につけるべきことを
無駄を省いて指導し、
確実にものにしてもらうことに
重点を置いています。
専門家を目指す場合、
このレベルでは
・短期間に曲の量をこなす訓練
・そのために譜読みの速度を上げる
…ことが重要なポイントです。
譜読みの速度を上げるのは、
がむしゃらに量をこなすことではなく、
アナリーゼ(分析)しながら楽譜を読み、
それを自分の身体(目と耳と指)で再現すること、
つまり真のソルフェージュ力が必要になってきます。
このアナリーゼとソルフェージュの力はまた、
音楽史の知識と結び付くことで、
様式感をふまえた音色への欲求へと
つながっていきます。
この音色への欲求こそが、
テクニック習得の原動力です。
たとえ子どもであっても、
テクニックはテクニックだけで終わるものではなく、
音色表現へとつながっていなければなりません。
《高島ピアノ塾》では、
ひとりひとりの身体の成長を見極めながら、
上級レベルの楽曲へスムーズに移行できるよう、
音色づくりに直結するテクニック、
具体的には、
ネイガウス派のロシアピアニズムの
基本を確実にすることを目指します。
専門家を目指されるお子さまには、
コンクールだけでなく、
マスタークラス(講習会)の受講や
外部講師によるセカンド・レッスンにも
積極的に参加していただくよう勧めております。